40代向け終活の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
私が発信させて頂いている終活は、人生の納期である『寿命』から逆算して、人生をかけて叶えたい目標を達成させるためのものです。
人生という長いスパンで目標の達成を考える時には、時間軸の切り取り方がとても大切になってきます。目標に対する時間軸の置き方については、ビジネスにも応用できうる話かと思いますので、思う所を投稿させていただきます。
長期的な時間軸 ~鳥の目~
目標達成のためには、まず達成に必要な時間である「納期」を設定してください。人生なら健康寿命の75歳ぐらいのところでしょうか。そして設定した納期から現在までの時間を、全体を俯瞰する『鳥の目』で見てみて下さい。まず時間軸を大局的にとらえてから、目標達成に必要なプロセスを「逆算」で考えていきます。
まずは全体像を捉えること!
これをしておくと、目標の達成に向けて効果のないことに、無駄な時間や労力を取られることを避けることができます。
中期的な時間軸 ~魚の目~
目標達成までの全体像が描けたら、最終目標に対しての活動のズレが大きくならないように、チェックポイントである「中間目標」を設定します。
中間目標は、活動がイメージできる範囲の未来にしておくことが重要です。
あまりに長い目標だとモチベーションを保つことも難しいですし、 現在は情報の8割が直近の2年で新しくなると言われている時代です。活動の途中で前提条件が変化し、最適解も変わっていくと思っておいた方が間違いはないでしょう。なので、潮目にあわせて回遊する『魚の目』と同じように、世の中の流れ(トレンド)がイメージできる範囲に中間目標を設定するのです。
企業なら中期経営計画は5年程の期間で考えますし、年間目標であれば半期ごとに区切ることが多いです。人生のような長期にわたる目標では、3年程度のスパンで中間目標を設定するのが良いように個人的には思います。
短期的な時間軸 ~虫の目~
人はイメージができないと行動できません。
全体像やチェックポイントを設定しただけでは「絵に描いた餅」で終わる可能性があります。
なので、さらに短期的な時間軸での目標が必要になります。行動をよりイメージしやすいものにするために、細部にこだわる『虫の目』で活動を精査し、具体的なものにしていきます。
短期的な時間軸に活動を落とし込んでいく際も、現在からの「積み上げ」ではなく、未来からの「逆算」で考える方が無駄がありません。中間目標から逆算して、「3ヶ月」・「1ヶ月」・「1週間」というように、細かく納期を設けていくと活動はより具体的になっていきます。
時間軸を区切って活動するだけじゃダメ ~蝙蝠の目~
目標達成までの時間を「長期」・「中期」・「短期」で区切っていくことの重要性をお話してきました。
さらに、目標達成への活動の精度とモチベーションを高めるためには、もう1つ重要なことがあります。
それは
振り返りです。
活動が区切りの時期を迎えたら、必ずそれまでの活動を振り返るようにしてください。
振り返りをすることで
- 目標達成にむけての進捗度合いが明確になる
- 目標達成に向かう行動のズレが小さいうちに修正できる
- 目標達成に向けてモチベーションと自己肯定感が上がる
といった効果が得られます。
飛行機は、目的地に向かう飛行中の99%の時間で軌道を外れていると言われています。それでも目的地に予定通り到着できるのは、絶えず軌道修正を繰り返しているからです。
皆さんの活動も、細かく軌道修正を行うことで目標に最適なルートでたどり着くことができます。大きくルートを外れてしまい、修正に大きな労力と時間を費やさないように、振り返りは定期的に実施しましょう。
そしてこの時に意識して頂きたいのが「自分を責めないこと」と、違った角度から物事を見る『蝙蝠の目』を持つことです。
振り返りを行う際に、責任感の強い人ほど自分を責めがちです。 そもそも責任感の強い人は、高い目標を掲げがちなので、活動が追いつかないといったことが良く起こります。
目を向けるべきは、出来ていない自分ではなく『プロセス自体』です。
最終目標にたどり着くための振り返りですから、掲げた目標に対して活動が思うように進んでいなければ、計画を修正すれば済むこと。 出来ていない事は客観的に事実だけを受け止めるようにし、出来たことにもっと注目をして良いモチベーションを保った方が、良い結果も出やすくなります。
また、活動が思うように進んでいない時は、「やりかたを変える」ということも、考えるようにしてみてください。上手くいってない活動は、方法自体が適切でない可能性があります。できてないことを一生懸命やるより、違う方法を試した方が、簡単に効果が出るというのもよくある話です。
天井から逆さに物をみる『蝙蝠の目』の様に、違った角度からも現状を見てみることを心がけ、思い込みを強く持ちすぎないことも、軌道修正のためには必要です。
振り返りはPDCAの「チェック」と「アクション」の部分にあたります。PDCAをサイクルとして回していくために大変重要なプロセスになりますので、定期的にきちんと実施して、達成したい目標に確実に近づいていきましょう。
人生のPDCAを効率的に回すために
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