40代向け終活の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。
責任の重い40代。仕事や家庭、所属するコミュニティ等に対して色々としなければいけないこともあり、時間がいくらあっても足りないという方も多いのではないでしょうか。
私自身は時間を無駄にしないために、業務改善に使うキーワード【ECRS(イクルス)】を意識しています。
40代のタイムマネジメント全般に使えそうですので投稿させていただきます。
【ECRS(イクルス)】とは
【ECRS(イクルス)】とは
- Eliminate(排除:取り除く)
- Combine(結合:つなげる)
- Rearrange(交換:組み替える)
- Simplify(簡素化:単純にする)
という、業務改善に役立つとされている考え方の頭文字を並べたものです。
もともとは工場などの生産性向上のための「ムダ取り」のために使われていましたが、最近では営業やサービス業などさまざまな業務の改善に広く用いられていて、私自身は超過勤務の削減などを考える際にこの考え方を使っていました。
ECRSは、改善効果の高い順に単語の並んでいますので
E→C→R→Sの順に出来ることが無いかを考えていくのが良い
とされています。
Eliminate(排除:取り除く)
やめても問題なさそうな事や、効果が実感できないけど前から慣例化していることを疑ってみましょう。
- 振り返りの無い日報・週報
- 名刺を置きに行くだけの営業
- なんとなく入会したコミュニティ etc
Combine(結合:つなげる)
別々のところでしている似たようなことや、両立できそうなことなど「1粒で2度おいしい」状態にできないか積極的に考えてみましょう
- 部署内のマニュアルの共有
- 似たような業務管理アプリをまとめる
- バランスボールに乗りながらデスクワーク etc
Rearrange(交換:組み替える)
作業の順番や作業場所を変える、人やツールの配置を考え直すことで効率が上がらないかを考えます
- 他の人の回答が必要な作業の依頼を先にする
- 作業ごとのPCとスマホの効率を考えてみる
- 単純作業をカフェでする etc
Simplify(簡素化:単純にする)
自動化や定型化など、作業をできるだけ単純に出来ないかを考えます
- メールの定型フォームを作る
- チェック表を作って入力手間を減らす
- 毎朝同じものを食べる etc
「楽をしたい」は悪?
一生懸命努力して行動を積み上げるのが美徳、怠けるのは悪。
のような考え方がありますが
私たちが焦点を合わせるべきは目的や結果です。
毎日誰よりも長く働くけれど目標未達成のセールスマンと、昼寝をしている姿をよく見かけるけれど目標達成しているセールスマンがいたら、本来評価されるのは目標を達成しているセールスマンです。
過去は上司の評価基準も曖昧だったかもしれませんが、「働き方改革」の名のもとに就業時間内で結果を残すことが破れないルールになってきている昨今では、結果に焦点をあわせて時間を上手に使うことはますます大事になってきています。
「金持ち父さん貧乏父さん」で知られるロバートキヨサキさんの本、「キャッシュフロークワドランド」の一節に、隣町の井戸から水を運ぶ方法について書かれたところがあります。
隣町から水をたくさん運ぶために
・一生懸命自分の足で往復するのか?
・頭と資力を使い水道を建設するのか?
上の選択肢には投資の考え方も含まれますので【ECRS】以外の要素も入ってはきますが、結果に焦点を合わせるという点については一緒です。
どっちがより便利になり、周りの人が喜んで、自分自身が豊かになるかといった結果をもとに活動を考えた場合、頑張っている自分を見てもらうより、たくさんの水を供給できた方がいいのは明らかです。
洗濯機や自動車など、当たり前に使っている製品やサービスにも、開発の背景に『もっと楽をしたい』という人間のニーズがなければここまで便利な物は出来ていないと思います。
楽をしたいと思う気持ちは改善の推進力になります。
『楽をするための努力』
に積極的に取り組んでいきましょう。
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