こぼすけです。ご覧頂きありがとうございます。
日経平均が30,000円を超えてきたと連日ニュースで騒いでいます。コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、株式投資を始めようとしている方も多いのでは無いでしょうか?
一方で、日経平均はコロナ前の24,000円位からコロナで16,000円まで落ち、そこからの30,000円超えへの推移ですから、
『値動きが大きくて怖そう』とか『景気は良くないのに株価だけ高くて大丈夫なの?』
といった、株式投資が『どのようなものかわからない』事が原因の不安から、初めの1歩が踏み出せていないのではありませんか?
そんな方にはまず、
本を読むことをおすすめします。
YouTubeやTwitterよりもまず本です。もちろんYouTubeやTwitterも有益な情報源なのですが、基本をおさえないままでは、玉石混合の情報を自分のものとして消化できません。
私は10年ほど前に投資を「節約術」から始め、「インデックスの投資信託」を経験して、現在「個別株」を売買するようになって5年程たちます。おかげさまで、このコロナ禍でも着実に利益を残すことが出来ています。その間たくさんの本を読み、いろいろな手法を試してきました。
その過程で
『これから個別株投資をやってみたい』という方が、『最初に読むならこの本』
という本を5冊選びましたので、参考にしてください。
・・・私は凄腕と言われるような投資家では全くありません。後輩に聞かれたのでまとめています。
主な投資手法
一口に株式投資と言っても、値上がり益か配当や優待をもらうのかといった目的の違いから始まり、株式を買うタイミングや、保有する時間軸などの手法も千差万別です。
下の表は、値上がり益を目指す際の主だった手法の数例です
- 株価の値動きを分析するテクニカル手法
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表 etc
- 企業の業績や資産を分析するファンダメンタル手法
- バリュー株投資
- 小型成長株投資
- グロース株投資 etc
著名な投資家の皆さんも、上記の様な手法を自分なりに組み合わせて投資されています。それぞれの手法につき書籍もたくさん出ています。私は株式投資の本を少なくとも50冊以上は読んでいます。
今回は良書と思われる本の中で、
株式投資の『基本のき』
の部分を書いている本に絞って紹介させて頂きます。
・・・100冊超えてる気もするな。
『個別株投資入門書5選』
◆私の財産告 本多静六
技術的な学習の前に株式投資の心構えから。筆者は貧農に生まれながら苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資して巨万の富を築いた方です。『入金力』や『利食いのルール』など、投資をする際のマインドと、福利で資産を増やしていくという株式投資の醍醐味を体感できます。
・・・大宮公園を作ったのも、確かこの人。
◆株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書 足立 武志
テクニカル分析について書かれた本です。テクニカル分析に関する有名な本は、アメリカの投資家が書いたものが多く、概念はわかるけど細かいところが結構違うので、わかりづらいです。また「株の入門書」的な本だと、手法の一覧程度の内容になってしまいがちです。この本はテクニカル分析の中で最も一般的な『チャート分析』について体系的かつ入門書として読める平易さで書かれた良書です。ソフトバンクなど人気銘柄については、著者が「自分ならこうする」という投資法も紹介されています。
◆株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版 足立 武志
こちらは、上述の作者のファンダメンタルズ分析版。「グロース株投資」や「バリュー株投資」といった投資手法も、ファンダメンタル分析を基本としています。いずれはみなさんも、自分にあった手法を確立して行くことになると思いますが、自分の「型」を見つけるその前に、まず知っておいてほしい基本を網羅しています。有力個人投資家からの口コミで高く評価されている一冊です。日本株で儲けたい人に特におすすめです。『株価チャートの教科書』とあわせて、この2冊は必読です。
◆マーケットの魔術師 ジャック・D.シュワッガ−
トレーダー(投機家)と言われる、テクニカル分析をもとに売買を繰り返す人達の、『手法』や『心のあり方』などを書いた世界的名著です。今から株式投資を始めようとしている方にとっての、『株』のイメージはトレーダーの売買手法であることが多いようです。投資における自己規律の大切さが学べます。分厚い本ですが読み物としても面白く、私はシリーズ(4冊だったかな)全て読んでます。
◆ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け ピーター・リンチ
この本も『ド定番』。ファンダメンタル系の手法をとっている個人投資家はみんな読んでると思います。普通の人のほうがプロの投資家より有利と説く著者が、有望株の見つけ方から売買のタイミングまで、株で成功する秘訣を伝授しています。出てくるのはアメリカの企業ですが、日本企業に置き換えるのは比較的容易かと思います。『マーケットの魔術師の世界はちょっと怖いな』という方や、最初に買う株の銘柄を迷っている方に特に参考になる本です。
読んだら口座開設
以上が、おすすめ本5選です。できれば順番も掲載順に読んで頂くのが理解が早いようにおもいます。
読み終わったら(読みながらでも)、ネット証券で口座を開設してしまってください。チャートや値動きの見方に慣れるためだけではなく、証券口座内のコンテンツは学習資料としてもかなり参考になります。こちらも参考までに私が使っている証券口座をご紹介します。
◆SBI証券
業界最安クラスの取引手数料と、豊富な機能をそろえた取引ツールが魅力。また、地方の証券取引所で上場している銘柄も売買可能なので、投資手法が変わっても安心です。アプリが充実しているので、日中スマホでチェックする人に特におすすめです。
SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ◆マネックス証券
世間一般的なイメージでは、『米国株に強いマネックス証券』のようですが、私は『銘柄スカウター』という企業分析ツールが使いたくて口座開設しました。投資候補の企業の業績などが詳細にわかるので、ファンダメンタル投資に興味がある方におすすめです。
SBI証券は、土曜日にシステムメンテナンスがちょちょい入り、口座閲覧できなくなりますので、それを補完する意味でも、2口座開設して良かったと思っています。
まとめとおまけ
ここまで個別株投資を始める際のおすすめ本と証券口座を紹介させて頂きましたが、
本を読んだからすぐ勝てるという程、株式投資は簡単なものでは無いです。
・・・ビギナーズラックはあるかもしれませんけど。
まずは余裕資金で小さく始めて、経験と共に理解を深めていくに連れ運用金額も大きくしていく方法が間違いないかと思います。
くれぐれも
『すぐにたくさん儲かるみたいな話』
にはついて行かないことをおすすめします。
もっといろんな本を読んでみたい方は、こちらのサイトがおすすめです。ご自身も本を出していらっしゃいます。その投資手法は「バリュー株投資」といわれる系統です。
書評に関してはその投資方法に限らず、広いジャンルをカバーされていますので参考になると思います。
…今は起業準備で投資関係の本は『積ん読中』。