オーバーワークぎみの40代に読んでほしい!おすすめ本3選

読書

40代向け終活の専門家、飯塚浩司です。ご覧いただきありがとうございます。

私が発信する終活は人生における目標達成のためのもの。前職の営業マン時代に20数年かけて叩き込まれた、ビジネスで結果を出すためのプロセスが考え方の大元にあります。

40代あたりですと、ビジネスも個人だけでなくチームの実績にも責任を負う立場になる頃です。責任が増えれば費やす時間も増えます。また最近では、働き方改革の名のもとに労働時間の削減や、コロナ過で加速する新しいセールス手法や管理ツールなどの変化にも対応しなければいけません。

人生における仕事の割合が、重要度だけでなく時間的にも大きい世代です。
「人は時間やお金といったあらゆる資源を、あればあるだけ使ってしまう」と言われてますので(パーキンソンの法則)、きちんと意識しないと時間はいくらあっても足りません。

そこで、この記事では仕事を効率的に進めるために参考になった本を紹介させていただきます。

ザ・ゴール

TOC(Theory Of Constraints )日本語で【制約理論】に基いた、業務プロセスの最適化について書かれた本です。
問題点を指すことに使われる『ボトルネック』という言葉はこの本が発祥だったと思います。

ざっくり制約理論を言い表すと

目標(ゴール)をきちんと定義し

全体の能力の限界を決めてしまう制約(ボトルネック)を見つけて

制約部分の能力を起点にプロセス全体の生産性を効率化していく

といった感じです。

工場が舞台にはなっていますが、ビジネス全般に応用できる考え方だと思っています。
ゴールを明確にして問題点を明らかにし、それぞれのプロセスではなくプロセス全体を最適化する。本編中のゴールは企業が利益を上げること、制約条件は生産能力の低い機械でしたが、ビジネスにも時間や予算などの制約があると思います。

制約のある中で最大限の成果を得るための手法として、この全体最適の考え方はかなり使えると思います。

メーカーの工場長である主人公が、工場を再建していくストーリーが読み物としても面白いです。厚い本ですが、わりとすぐに読めると思います。

・・・続編もあります。

エッセンシャル思考

副題にもあるとおり、最少の時間で成果を最大にする考え方について書かれた本

最少の時間で成果を最大にするために

大事なこと(達成したときの成果が大きい物)を見極める方法
大事なことに集中するために大事で無いことを捨てる方法
成果を上げるための行動を習慣化する方法

が書かれています。

「より多くのことをすれば成果につながる」といったような考え方をしてしまいがちですが、成果に対しどれだけのことをすればいいかという「逆算」の考え方が書かれています。

具体的な事例も多く「エッセンシャル思考」を体現し習慣化する方法についても詳しく書かれていますので、仕事が増えがちな40代の実用書として優れていると思います。

・・・最近続編出ました

7つの習慣

過去に読んだ全ジャンルの本の中でも、3本の指に確実に入る良書です。40代向け終活の考え方の基礎にもなっています。

・・・終活を始めるきっかけにしてほしい本にも挙げてます。

1~3章までの私的成功のパートでは、目標設定からの『逆算』で大事なこと(成果へのインパクトの大きいこと)を明確にしてから行動することが大切だという考えに基づき、その方法が書かれています。

さらに4~6章は公的成功のパートとして、相手と良い関係性を構築する事で行動の成果にレバレッジをかける方法が書かれています。得意先との関係で良く使われる『Win-Win』という言葉は、この本の第4章が発祥です。

さらに第7章では、自己投資の重要性まで書かれています。

自己啓発本としてとらえられがちな本ですが、時間の配分や管理の仕方を考えるのにも有用な本だと思います。

・・・実は続編あります。
リーダーシップについて書かれた本ですが、個人的な感想としては抽象度が高いように思えて「7つの習慣」より読みづらかったです。

40代だからこそ『引き算』を

今回紹介した3冊は、いづれも目標に向かう行動を成果に焦点を合わせて考えています。

現在オーバーワークになっているようなら、まず現在の行動を成果に焦点をあわせて考えてみて下さい。さらに目標達成のための時間(納期)という制約条件をつけてみてください。 そうすると必然的にこれからの行動は、足し算ではなく『引き算』になるはずです。

この『引き算』の考え方は、経験を積み上げてきた40代にこそ効果の大きいものだと思っています。

なぜなら重要なことを選択する目が培われているからです。今回紹介した本を、経験の浅い新人さんがマニュアル本として使うのはむずかしいと思います(むしろ危険だとすら思っています)。

「ザ・ゴール」に出てきた TOCの手法 もQCやシックスシグマといった問題解決(目標達成)の手法でも、問題や解決方法を考える時に「経験」や「勘」は有用だと考えています(「度胸」を加えてKKDなんて言われてます)。

読書をすることは『足し算』かもしれませんが、数時間の投資で今後の仕事にかかる時間が大きく改善されるかもしれません。興味がありましたら、是非読んでみてください。

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